『駅弁パノラマ旅行』1964/『信楽汽車土瓶』2007

2023-05-04
(NDL個人送信)『駅弁パノラマ旅行』,千趣会,1964. 駅弁ってちょっと高くて敬遠しているけれど、地域の文化で旅をいろどるインフラだったんだと失って気づかされる本であった。無記名記事だけどルポ「土びんをつくる子供たち<信楽>」 が秀逸。
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p.33 (芳賀日出男)幕の内では紀州の田辺の『幕の内』、これは非常にりっぱですし、おいしいですよ。だいたい和歌山県というところは箱がいいんです。吉野杉を使いましてね。(略) (見当豊) それと箸がいいですよ、ものすごく。

p.211 宮尾しげを 弁当がまずいところは、駅長が責任を持って食べてないからだ

2023-05-13
(読書メモ)畑中英二編 『信楽汽車土瓶』サンライズ出版 2007 別冊淡海文庫16。駅弁といっしょに土瓶でお茶が売られていたのは、大阪駅(水了軒)で1963年まで、品川駅(常磐軒)で1970年まで(p.120) 。さまざまな駅名が手書きで書かれた土瓶の写真がある。写真や図が埋蔵文化財的なのも妙に楽しい。
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