宝塚雪組「Lilacの夢路」「ジュエル・ド・パリ」

2023-05-26
宝塚大劇場で雪組「Lilacの夢路」多様な踊りをはさんだ展開を楽しんだ。「ジュエル・ド・パリ」宝塚での定番曲ばかりで自家中毒な感じ。ロケットで「モンパリ」、ラテン調「すみれの花咲く頃」、「愛の宝石」、みんなが思い出を持つ曲を使うなら、工夫し、そうきたかと納得させてほしい。
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 初舞台生ロケットは「モンパリ」、元気に歌う「愛の讃歌」、中詰はテンポアップしラテン調の「すみれの花咲く頃」、デュエットダンスにつづく「愛の宝石」、
(2階13列センター 3000円)

→自分のを忘れてしまい( 2023-05-09 に貸し出しを再開したばかりの)双眼鏡を借りた。Vixen H8×21WP 雪組色、はいいのだけど、アイレリーフ(目から接眼レンズまでの適正距離)が 11mm で、メガネをかけて使うには短くて見にくかった。/「貸双眼鏡券」の丸い日付印は、昔の座席券を思い出させる。
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 (ふだん使ってるのは ペンタックス 8×24UCF ゴム見口をはずしている。)

『駅弁パノラマ旅行』1964/『信楽汽車土瓶』2007

2023-05-04
(NDL個人送信)『駅弁パノラマ旅行』,千趣会,1964. 駅弁ってちょっと高くて敬遠しているけれど、地域の文化で旅をいろどるインフラだったんだと失って気づかされる本であった。無記名記事だけどルポ「土びんをつくる子供たち<信楽>」 が秀逸。
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p.33 (芳賀日出男)幕の内では紀州の田辺の『幕の内』、これは非常にりっぱですし、おいしいですよ。だいたい和歌山県というところは箱がいいんです。吉野杉を使いましてね。(略) (見当豊) それと箸がいいですよ、ものすごく。

p.211 宮尾しげを 弁当がまずいところは、駅長が責任を持って食べてないからだ

2023-05-13
(読書メモ)畑中英二編 『信楽汽車土瓶』サンライズ出版 2007 別冊淡海文庫16。駅弁といっしょに土瓶でお茶が売られていたのは、大阪駅(水了軒)で1963年まで、品川駅(常磐軒)で1970年まで(p.120) 。さまざまな駅名が手書きで書かれた土瓶の写真がある。写真や図が埋蔵文化財的なのも妙に楽しい。
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叡山電気鉄道鋼索線

これは白黒写真に彩色されて印刷された叡山電気鉄道鋼索線の写真だ。 https://dl.ndl.go.jp/pid/1901931/1/104 画像調整で右に90度回転させて全画面表示して拡大表示して見る。1925年開通の頃か。どれぐらい厳密に色がつけられてるのかわからないけれど、少なくとも、比叡山がこれほど禿山だったということはわかる。
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壁掛け時計を修理

2023-04-30
壁掛け時計を修理しようとしていて、駆動装置をバラバラにしてしまったが、歯車の噛み具合やケースのへっこみやでっぱりをヒントに組み立てなおし、電気の接点をきつくして、秒針の差し込みを少しゆるくしたら、動くようになった。半日たっても、まだ動いてる。/また直してしまった。
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叔父さんの葬儀

2023-04-05
千葉県船橋で叔父さんの葬儀。実姉である母の代理的参列。これできょうだいみないなくなったというのに、行きたくないらしい。40年ぐらい会ってないイトコとしゃべり、叔父さん、おじいさんのことなどを思い出す。骨になって出てきたが、どうやら全身としては少ない。あらかじめ、→
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→骨壷にいれる分だけ残してるんだろう。二人で一緒に箸で骨を拾う真似事をするのも、関東風なのか。それも最初だけで、あとは、黙々と骨壷に入れるのを見てるだけというのは、骨の説明をきかされない、もっと拾えと言われるより楽だと思う。/始発の2分後の新幹線自由席で行って、昼過ぎに解散。→
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→帰りに精進落とし?のビールを飲む。新幹線って、一生懸命車窓を見るには速すぎるし、そこここの土地を感じるには、長すぎる。あちこちにソメイヨシノが満開から散りかけの姿を見せるが、500km走っても季節の差を感じない。海がチラチラみえるが、それも遠くの別世界に見える。すべて幻なのか。
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宝塚宙組「カジノ・ロワイヤル」

2023-03-25
宝塚大劇場で宙組「カジノ・ロワイヤル」。スーツ姿が美しい男役のサヨナラ公演だからこそ、少し肩の力が抜けたストーリーと演出で、ということなのだろう。寿つかさもおつかれさま。/花の道の桜はほぼ満開。武庫川沿いはほとんど咲いてない。寶塚海軍航空隊の桜はまだ戻ってこない。→
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→(以下蛇足。数年前まで、1992年雪組「この恋は雲の涯まで」に出てたときの寿つかさをおぼえているとおもっていたけど、それは弁慶をやっていた泉つかさのおぼえ間違いだった。寿つかさは、新人公演で白竜を演じているらしいが、見ていない。)
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1923-01-28 尾道、尾崎倶楽部での映画上映中の火事

2022-08-16
尾道関連の本をNDL個人送信で検索して読んでいる際に、昔から気になっていたことが書かれている文献に気がついた。浄土寺の境内に、石段下の近くにあった尾崎倶楽部で映画上映中に火事になったときの慰霊塔がある。
宮沢清治「ウエザー冗っ記 ある火災パニック」(『気象』1990年3月号)と『広島県警察百年史』上巻 1971 p.686-687 によると、1923-01-28(大正12年)、2階にある40畳の大広間に観客が350人も(うち15歳以下が3分の1)つめかけた活動写真会で、突然停電して真っ暗闇となり、映写技師が持ってこさせたローソクの火が映写機のフィルムに引火したが、フィルム以外への延焼はまぬがれた。しかし、その火や煙、悪臭にあわてた観客が1ヶ所しかない階段に殺到し、倒れ押しつぶされるなどして、死者19人、重傷者8人、軽症者14人。死者の半数は1歳から11歳であった。
碑文の翻刻が http://minihenro.main.jp/b33/joudoji/joudoji_b33_img01.htm にあった。またこれに関する裁判の記録が http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~mtadaki/seminar/resume/2011/09k.pdf にあった。
父から、(自分が幼い頃)慰霊の作文を書かされたと聞かされたことがあるのだが、火事ではなくパニックでの惨事であるとは知らなかった。父が生まれる前の出来事だが、その頃には慰霊祭などがおこなわれていたのであろう。映画「転校生」の男の子の家の数十メートル西で、「ニュー・シネマ・パラダイス」のような可燃性フィルムに起因する悲劇があったのだ。映画の街と言われるようになった尾道の映画遺跡のひとつだと思う。お盆の供養としてここに記しておきたい。あと5ヶ月で100年目の日をむかえる。
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